- 全然まとまって寝てくれない
- 眠たいはずなのに、ギャン泣きです
- ベッドに置くとすぐに覚醒する
赤ちゃんが寝てくれないと、疲れはたまる一方。やりたいこともできず、自分の時間もなくて、ついイライラしてしまう。何かいい方法はないのかな?
この記事では、赤ちゃんが眠りやすくなるコツと、ママの心が少し軽くなる考え方をご紹介します。赤ちゃんの眠りについてちょっとしたヒントを知るだけで、寝かしつけはぐっと楽になります。
特に意識したい寝かしつけのコツは寝るための環境と毎日のルーティンです。いろいろ試したけどそれでもダメなら、我が子は寝るのがちょっと下手なタイプかも。ママも無理をせず、頼れる方法を見つけていきましょう。
もくじ
赤ちゃんがぐっすり眠れる!寝かしつけのコツ

赤ちゃんがなかなか眠れないときは、まず環境と習慣を見直すことが第一歩です。
ここでは、赤ちゃんが安心して眠れるための基本的なコツをご紹介します。全部やらなくて大丈夫、これが合いそうというものを取り入れましょう。
環境を整える
照明
就寝30分前から部屋を暗めに。間接照明やダウンライトに切り替える。
お昼寝の時はやや光が入るくらいにカーテンをする。
音
生活音が気になる子には穏やかな音楽を小さく流す。オルゴール音など毎回同じ音楽がおすすめ、寝る時間だとわかるようになります。
お昼寝の時は音楽は流しっぱなしでOK、大人が起きている物音が緩和されます。
ギャン泣きのときに台所の換気扇の下もおすすめ。ホワイトノイズが落ち着くお子様もいます。YouTube動画で調べるとでてきます。
室温
室温25〜27℃・湿度50〜60%を目安に。季節に応じてエアコンや加湿器を調整。
ですが神経質にならなくても大丈夫。涼しいほうがよく寝ます。
寝具
通気性がよく肌触りのやさしい布団を選ぶ。敷布団はやや硬め。モロー反射が強い場合はおくるみを活用。
生活リズムを整える
起床時間を固定する
毎朝同じ時間に起こす。カーテンを開けて光を浴びる。毎日同じ生活リズムを作ると自然と整います。
その子によってまちまちですが、例えばの一日のスケジュール。

一番おすすめは、朝のお散歩です。朝に浴びる日光は体内時計を作るのに役立ちます。一日のリズムを作るために取り入れてみてください。
ねんねのルーティンを作る
入眠前の流れを一定にする
お風呂→授乳→鼻歌など→トントンorゆらゆら→就寝
合図となるアイテムを使う
毎回同じスリーパーや音楽で「寝る時間」と伝える。
好きなタオルを持たせる。
絵本や子守唄を毎晩同じものにする
習慣化すると、眠気のスイッチが入りやすくなる。
鼻歌できらきら星を歌うとよく寝ました!
絵本は寝る前は棒読み推奨!
スキンシップと安心感を与える
- 添い寝して軽く背中をトントン
- 耳の後ろ、眉間をなでなで
- 足や手を優しくにぎにぎ
- ママに密着させる
ママから伝わる安心感が何より大切です。たくさん家事がたまっていてゆっくり寝かしつけにかける時間がないときは抱っこ紐の中でおんぶして寝てもらっても大丈夫。
たくさん遊ぶ
まだ動けないのにどうやって?と思うかもしれませんが、なんでも大丈夫。ママが楽しそうにお友達とお話している横に座っているだけでも、たくさんの言語を習得しています。
ママが楽しいと思う場所に連れてってあげるといいですね。お買い物もいろんなものが目に入るので、とても良い刺激になります。
時には子育て支援センターや、ベビーマッサージ教室、リトミックなど様々なイベントに参加してみるのも良いです。
大切なことはママも楽しめることです。
ママ友とか苦手で家が好きなんですけど?
ママがお外が苦手な場合は、
他の子との学びがあるので、一時保育の利用がおすすめです。
眠りを誘う揺れ方やリズムの取り方
- 縦揺れ・横揺れ・小刻み揺れなどを試す
- 抱っこしたまま足踏みする
- バランスボールを使ってゆっくりリズムを刻む
揺れ方はお子様によってさまざまです。いろんな揺れを試してみるといつかコツがつかめます。
ママの性格や話すスピード、歩くスピードなどを見て、どの揺れが好きそうかな?と考えています。
ママの話し方がゆっくり、歩くスピードもゆっくりなタイプの子はゆっくりを試したりなどです。
一度どんなタイプかな?と考えて見ると、いい揺れ方が見つけられるはず。
試す価値あり!眠りのコツ番外編
- 布団を人肌に温めておく。
- 耳の後ろをそっとなでなで。
- おしゃぶりや指しゃぶりで安心できるのなら、使ってもOK。

- 胸の上にぬいぐるみを乗せる。やや重みを感じると安心する。
- 膝の裏に巻いたタオルを入れる。足が丸まってると安心できる。
- 背中に丸めたタオルを置く。自分の寝がえりでびっくりして起きるのを防ぐ。
それでも寝ない?コツだけで解決しない理由

寝かしつけのコツは全部試した。環境も整えたし、リズムも作ってる。
それなのに、今日も寝てくれない。
知っておくべきことは「コツを試しても寝ない日はある」ということ。毎回同じようにやっても、うまくいかない日もあります。
赤ちゃんは月齢が進むごとに睡眠のリズムが変わります。成長と共に興味のあるできごとがたくさん増えて楽しくて寝てなんていられない。そんな風に赤ちゃんは考えてるかもしれません。
毎日頑張ってるのにどうして寝ないの?そんな時は一旦寝かしつけをやめてみるのも一つの方法です。
「よく泣いてるな。」と観察してみたり。「眠いのに寝られないんだね。」と声を掛けたり、ゆったりした気持ちで過ごしてみてください。
泣くことで気持ちが整理されることもあります。ママがゆったり構えていれば、自然と赤ちゃんも落ち着いていくはずです。
赤ちゃんも寝る練習をしている最中です

赤ちゃんはこの世に生まれたばかり。全然寝てくれないあなたの赤ちゃんは寝るのが下手なタイプかも。すぐには難しいけれど、少しずつ眠れるようになります。
歌が上手な子、絵が上手な子。はじめから、上手な子もいれば練習を重ねて上手になる子もいます。寝ることも同じです。赤ちゃんにとって「眠りに入る」という行動は、実は簡単なことではありません。
寝る練習中の赤ちゃんによく見られる行動には、こんな特徴があります。
・抱っこで寝るけど布団に置くと起きる
・眠いのにギャン泣きする
・1回の睡眠が短い
寝ることも、その子なりのペースで少しずつ上達していきます。寝るためのコツを試しながら焦らず、見守ってあげてください。
寝かしつけのコツは、ママの休息

赤ちゃんがなかなか寝てくれない毎日。
ママが疲れきった状態で何度も抱っこし続けるのは、心にも体にも大きな負担になります。
疲れて笑顔がない表情やイライラは、言葉にしなくても赤ちゃんにしっかり伝わってしまうものです。
疲れたときは、夫や祖父母に頼る。 なかなか頼れないときは、一時保育や地域のファミリーサポートなど、子育て支援を利用するのも一つの方法です。
保育士は寝かしつけのプロと言ってもいい存在。
一時保育などを利用して、ほんの少しだけでも誰かに預けることで、赤ちゃんがぐっすり眠れるきっかけができたり、ママが心と体を回復できたりします。
子育てって、一人でするものではありません。本来は、家族や地域、社会みんなで支えていくものです。
がんばり屋のママほど「わたしがやらなきゃ」と、自分を後回しにして、一人でがんばってしまいます。寝かしつけぐらいで、と思わないで助けを求めてください。
赤ちゃんにぐっすり眠ってもらうために

赤ちゃんが寝てくれない日々は、思った以上に心も体も消耗します。寝かしつけのコツを試しても寝てくれない日もあります。 赤ちゃんは今、寝るための練習の真っ最中。
ママが疲れをためないためにも、夫や祖父母。一時保育などを利用して、自分一人だけでがんばることはやめましょう。
完璧を目指さず、「今日はうまくいかなかったな。」くらいの気持ちで、自分自身にもやさしくいてください。
ママが無理をしないことこそが、いちばんの寝かしつけのコツなんです。