- どうしてこんなに中途半端なんだろう……
- がんばってるのに、誰にも認めてもらえない
- そもそも、何のためにがんばってるの?
仕事も育児も家事も、思うようにいかなくて、自分だけが取り残されているような気がする。
一人で空回りして、もうへとへと。なのに、誰にも助けてもらえない。
そんなふうに、心がすり減ってしまっているワーママへ。
この記事では、あなたの心と体の負担を少しでも軽くする7つの対処法をご紹介します。
まずは、ひとつだけでも試してみてください。
少しずつ、心が軽くなり、自分に余裕が戻ってくるはずです。
もくじ
限界…と感じるほど、あなたは十分努力しています
限界を感じているのは、あなたが本気で向き合っている証拠です。 自分にダメ出しをする前に、まずはこう言ってあげてください。「私、本当にがんばってるな」って。
現代のママは、とにかく忙しすぎます。
仕事では「育休明けでも即戦力」を求められ、 家庭では「子どもの情緒」「食の安全」「丁寧な家事」があたりまえのように求められる。
朝は保育園の準備に追われて出社。 職場では時間に追われながらも気を遣い、定時でダッシュしてお迎えへ。 帰宅後は、食事の支度にお風呂、寝かしつけ……
やっと自分の時間がとれる頃には、もう夜中です。
本当に、やることが多すぎる。 しかも、そのほとんどを「自分ひとりでなんとかしなきゃ」と抱え込んでしまっていませんか?
誰かに頼る時間もない。
“できて当然”と思われて、どれだけ頑張っても誰にも気づかれない。
そんな毎日を一人で耐え抜いているからこそ——
今、あなたが「もう限界かも」と感じているのは、がんばりすぎている証です。
だからこそ今は、自分を責めるのではなく、
「ここまで毎日やり切っている私、本当にすごい」と認めてあげてください。
本当の限界がやって来る前に
「しんどいけど、休んでいられない」
「誰も代わってくれないから、がんばるしかない」
そんなふうに、疲れを感じながらも立ち止まることなく、毎日を走り続けていませんか?
でも——
限界のサインを見ないふりしてがんばり続けていると、ある日ふと、心も体も動かなくなってしまうことがあります。
朝、起き上がれない。
子どもの声にどうしても耐えられない。
涙があふれて止まらない。
いつもの自分ではいられない——そんな“本当の限界”が突然やってくることも。
それは、あなたが弱いからではありません。
がんばりすぎて、心も体も疲れ切ってしまった結果です。
全部を完璧にこなさなくてもいい。 日常の中に、“ちょっとゆるめる場所”をつくることはできます。
「これは、いまの私にはがんばれないな」
そう感じたら、無理せず別のやり方を選んでみてください。
それも立派な「自分を守る選択」です。
仕事と育児、両方ともサボってしまおう
「サボる」なんて言葉に、ちょっとドキッとしたかもしれません。
でも、ここで言う“サボる”は、ズルをすることでも、責任を放棄することでもありません。
今のあなたに必要なのは、「がんばらない日」をつくること。
それは、自分を守るための立派な選択です。
たとえば、仕事では——
・すぐにやらなくても困らない業務を“後回し”にしてみる
・1人で抱え込まず、誰かに相談してみる
・毎日100点じゃなくていい。60点で終わらせる日があってもいい
・そのタスク、本当に“あなた一人で抱えるべきこと”ですか?
・よく見てください。うまく力を抜いて働いている人、きっといます
そして育児では——
・たまにはお惣菜や冷凍食品を使ってもいい
・子どもと一緒にゴロゴロする休日だって、立派な時間
・動画に頼って、自分は少し横になる。それでも子どもはちゃんと育ちます
・「子どもがかわいそう」なんて思わなくて大丈夫。
失敗が多いほど、子どもは自分で育つ力を身につけます
あなたが「先回りしてやっていること」、思いきって手放してみてください。
最初は勇気がいるけれど、その分、心に“余白”が戻ってきます。
大事なのは、「つらくなってから休む」のではなく、
“つらくなる前にサボる”という習慣を持つこと。
それが、あなたが長く笑顔でいられるためのコツです。
完璧にサボる7つの方法
サボることに、遠慮はいりません。
どうせなら、「中途半端に頑張る」より「完璧にサボる」ほうがずっと効果的なんです。
ここでは、仕事・育児・家事の中で“ちゃんと手を抜く”具体的な方法を7つご紹介します。
1. ごはんは「作らない日」を決める
レトルト、冷凍、惣菜、なんでもOK。栄養バランスは一日単位で整えれば十分です。
2. 洗濯は「畳まない」収納でOK
畳む・仕分けるのはやめて、カゴにぽいっと。手間が減るだけでかなりラクになります。
3. 子どもの相手を“しない時間”をつくる
動画やおもちゃに頼って、自分はコーヒーを飲んでぼーっとする時間を。休む勇気も大切です。
4. 仕事は“やらなくて困らないこと”から手放す
完璧を目指すのは今日じゃなくていい。優先度の低い業務は「明日でいい」と決めましょう。
5. 家族に“限界サイン”を伝える
「今日はしんどい」「寝かせてほしい」と素直に言葉にするだけでも、意外と伝わります。
6. SNSや他人と自分を比べない
見えない誰かと比べて「自分はダメ」と思うのはもう卒業。あなたはあなたのペースでいい。
7. 自分のごきげんを最優先にする
お菓子を食べる、ちょっと散歩する、好きな香りをかぐ——
「私がほっとすること」に時間を使うのは、最も価値のあるサボり方です。
無理してがんばる毎日から、意識して「抜く」時間をつくる毎日へ。 それだけで、心も体も、少しずつ回復していきます。
サボるのも最初は努力がいります
「サボっていい」と言われても、すぐにはできないかもしれません。
でも、この記事を最後まで読んでくれたあなたは、もう一歩踏み出せる準備ができています。
がんばるだけじゃなく、ゆるめることも“自分を大切にする行動”です。
完璧じゃなくていい。中途半端でいい。
自分に優しくできるママは、きっと家族にも優しくなれます。
今日から、ほんの少し「手を抜く勇気」を持ってみてください。
それが、心を守りながら、毎日を生きていくいちばんのコツです。