こどもができると、気になるのが将来の教育資金ですよね。
今までは学資保険や貯金が主流でしたが、インフレの影響で貯金ではなくつみたてNISAが注目されています。
学資保険もいいけど、つみたてNISAも教育資金が貯められるのかな?そんな不安を一緒に解決していきましょう。
学資保険とつみたてNISAって?
どうして学資保険とつみたてNISAくらべるの?
コツコツつみたてるやり方が似てるので比べることがありますが
それぞれ特性が異なるので、今日はその違いを理解しましょう。
学資保険とは、子どもの教育資金を準備するために加入する保険です。毎月あるいは毎年、保険金を払い。子どもの進学のタイミングで教育資金を受け取る仕組みです。
つみたてNISAとは、株式投資で自分の決めた金額を毎月、あるいは自分の積み立てたいときに購入することができ、限度額はありますが(年間投資枠120万)非課税で運用できる投資です。
で、どっちがいいの?
どちらにもメリットデメリットがあるので一緒に見ていきましょう。
NISAってなんなん?って方はこちら

学資保険のメリット、デメリット
学資保険のメリット
- 計画的に貯められる
- 死亡保障がある
- 払い込み保険料が生命保険控除で申請できる
- 医療保険などを付けられる
①計画的に貯められる
毎月あるいは毎年、一定額を支払います。途中で解約さえしなければ確実に資金を貯めることができます。受け取る期間も決まっているため、将来設計がしやすいです。
②死亡保障がある
万一、契約者である親が死亡した場合。その後の保険料の支払いが免除されます。満期時には教育資金を受け取ることができます。
③払い込み保険料が生命保険料控除で申請できる
生命保険料控除とは、所得控除のことです。勤務先の年末調整で申告することができます。
④医療保険などをつけられる
入院1日につき5000円などの医療保障をつけることができます。
学資保険のデメリット
- 途中解約すると、支払額より下回る金額になる
- 受け取れる期間が決まっている
- 受け取る教育資金は課税対象
- 医療保険に入ると、受け取る金額が支払った金額より下回る
①途中解約すると、支払額より下回る金額になる
何かの事情で、保険料の払い込みができなくなったとき。解約となるといわゆる元本割れをします。支払った金額より下回る金額になるので、学資保険は途中でやめることに大きなリスクがあります。
②受け取れる期間が決まっている
契約時に受け取る期日を決めるのですが、予定通りにはいかず1年前倒しに受け取りたいと思っても契約時に決めたの受け取り期日でしか受け取ることができません。
③受け取る教育資金は課税対象
契約者と受け取る人が同一人物の場合。所得税、住民税の課税対象です。契約者と受け取る人が異なる場合、贈与税、相続税の課税対象です。契約前に確認することをおすすめします。
④医療保険に入ると、受け取る金額が支払った金額より下回る
学資保険に入るときに、医療保障などをつけてしまった場合。受け取る金額は減ります。メリットで医療を保証をつけられると書きましたが、日本のほとんどの自治体では子ども医療費助成制度があり、医療保障をつけるメリットは教育資金を増やすということを考えた場合、おすすめではないです。
つみたてNISAのメリット、デメリット
つみたてNISAのメリット
- 自分のタイミングで現金化できる
- つみたて額も自分で決められる(変更も可能)
- 売却や配当金を非課税で受け取れる
①自分のタイミングで現金化できる
NISAは投資なので必要になったときに、必要な金額を売却し現金化することができます。教育資金だけの目的でなくてもよいので、余裕のあるときにためて必要な時に現金にできるのは自由度が高くていいですよね。
②つみたて額も自分で決められる
つみたてNISAは100円からでもできます。できれば1万円以上をつみたてられればいいですが、なかなかそうもいかない時、つみたてられる金額を自分で決めることができること。後から増やしたり減らしたり変更も可能。来月は無理そうだから、やめとこうなど自由度の高さがあります。
③売却や配当金を非課税で受け取れる
NISAの一番のメリット非課税であること。売却や配当金を非課税で受け取ることができるので、手元に残るお金が多いのがメリットです。
つみたてNISAのデメリット
- 元本割れのリスクがある
- つみたてる金額に上限がある
①元本割れのリスクがある
つみたてNISAは投資のため、経済の事情に左右されます。引き出そうというタイミングで暴落がおこると、元本割れのリスクがあります。
②つみたてる金額に上限がある
つみたてNISAは2024年から上限が付き10万、年間120万までになりました。お金に余力のある人にとってはデメリットですが、教育資金を貯めるには不足ない上限額です。
まとめ
学資保険の一番のメリットは契約者の死亡後の支払免除があること。この一点につきます。まだ未来のある子どもに万一のことがあっても、学費だけは用意してあげたいですよね。
つみたてNISAは投資のため、運用次第では大きく増やすことができること、学資保険や貯金ではなかなか元のお金を増やすことができないので、資産運用も併せてできると将来の不安が少し減らせますよね。
でさ、結局どっちがいいの?
結局のところ、どっちも入るのがおすすめですが
どちらか一択なら、つみたてNISAです。
ここだけの本音
我が家は3人とも、学資保険とNISAを活用していますが
正直、支払がきついときがあります。
学資保険、よく計算したら全然増えてない、いやむしろ減ってる...
なので死亡保障のためだけに入ってるといっていいです。
学資保険入らなくてもよかったかな、なんて思ってます。
学資保険に回してるお金を全額NISAに投資すればよかったなとうのが本音です。
お金を増やしたかったら、つみたてNISAが今はおすすめです。